フェルトで作った小物や、裏地つきの袋物の返し口を閉じる時に活躍する縫い方がコの字綴じ(コの字縫い)です。
折り山がぴたっとくっつくので、おもに縫い目を目立たせたくない時に使います。
お裁縫なんてしばらくやってない!という初心者の方のために画像多めで分かりやすくじっくり解説していきます!
簡単なコの字綴じの縫い方
ステップ1(作ってみよう!)
工程1:コの字綴じ(このじとじ)をします。
1.①出の位置から針を出します。
生地の裏から針を出すことで玉止めを隠すのが、コの字綴じ(コの字縫い)をキレイに仕上げるコツです。
2.①出の位置から出た針をまっすぐ下の②入に入れ、まっすぐ横の③出から出します。
↓これで1針縫えました。
1針縫ったことで生地と生地がくっついていますよね。
3.③出から出た針をまっすぐ上の④入に入れ、⑤出から出します。
↓これで2針縫えました。
1針縫うごとに開いていた生地どうしがぴったりとくっついていきます。
4.⑤出から出た針をまっすぐ下の⑥入に入れ、⑦出から出します。
これで3針縫えました。
ここまで出来たらだいたいやり方はマスター出来てきたのではないでしょうか?
以降は同じことの繰り返しです!
生地は違いますが、画像の青い線のようにコの字をつなげて縫っていけばOKです!
5.縫い終わりの糸の始末
コの字綴じは、縫い終わりの最後の糸の始末に迷われる方もいますよね。
縫い終わりの最後は通常通り縫い終わりを玉止めにします。
玉止めが表に出ていても気にならない方はこのままでOK。
少しひと工夫してキレイに見せたいときは、玉止めのすぐ下に針をいれましょう。
そのまま針を抜くと玉止めのすぐ下がひと針縫えている状態になります。
そのまま糸をぐっと引っ張ると、玉止めが中に隠れます。
布のきわで糸を切ります。
縫い終わりの玉止めのなるべくすぐ下に針を入れることがコツです。引っ張っても中に玉止めが隠れない時はだいたい離れすぎていることが原因のことが多いので注意してください!
お疲れ様でした~!
まとめ
コの字縫いは知っていると何かと便利なので、是非マスターしてみてくださいね!
覚えておくと入園・入学グッズを手作りする時にも「裏地つき」の袋物を作る時など重宝しますよ♪
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