幼稚園でも小学校でも使えるように少し大きめサイズのお弁当袋の作り方です。
裏地つきなので、ミシンでも手縫いでも作ることが出来ます。
特に幼稚園児の場合は、
お箸&スプーンセットの入れ物が大きいので、
大きめサイズのお弁当袋が重宝します。
※他にもお弁当袋の作り方を公開しています。
お弁当袋の作り方(一覧)
☆出来上がりサイズ☆
縦16センチ×横28センチ×マチ11センチ
・切り替えなし ・マチあり ・裏地なし
☆向いている布の種類☆
<表地用>
・シーチング
・オックス
<裏地用>
・ブロード
・シーチング
※布の種類については~布の種類と購入サイズの決め方~で詳しく書いています。
それでは初めての方むけに詳しく作り方を見てみましょう!
まずは生地を裁断してみましょう。
(以下の分量は参考です。裁断はサイズをご自身でよく確認した上で、慎重におこなってください)
☆材料☆
・30cm × 50cm の布 2枚
・丸ひも(中)130センチ 1本
私はチャコペンと定規などで生地に直接線を引いて裁断します。(型紙は作らないです)
裏地つきなので、同じサイズの布を二枚用意します。
私は表地と裏地、両方ともシーチングにすることが多いですが、
しっかりしたつくりにするなら表地にオックス、裏地にシーチングなどの組み合わせでも良いでしょう。
☆サイズの計算方法☆
(違うサイズで作る場合や型紙を作る場合の参考にしてください。)
(計算式)
出来上がりサイズ + 左右の縫い代 1cm×2 +袋の入り口の部分(袋口) 3.5cm×2 + マチ 11cm
・28cm(出来上がりサイズ) + 縫い代(左右) 2cm = 30cm ・16cm(出来上がりサイズ)×2 + 袋口 3.5cm × 2 +マチ 11cm = 50cm |
☆作り方の手順の確認☆
まずは完成図から簡単に全体の作業の流れをつかみましょう。
<完成図(表)>
番号の順番通りの工程に沿って作っていきます。
①表地と裏地を縫いあわせる。
②左右の両端を縫って袋状にする。
③マチを作る。
(袋に奥行きをつけます。裏地表地用で合計4箇所)
④生地をひっくり返して、生地の表を出したあと、袋口を縫います。
⑤丸ひもを通します。
(口の開閉を可能にします)
※裏地つきなので、ロックミシンやジグザグ縫いなどの始末は必要ありません。
※イメージしにくい方は、使い古しのタオルなど、
いらない生地を1つ犠牲にして、
手縫いで試作品を作ってみると分かりやすいですよ♪
表地と裏地を、生地の表が内側になるように重ねて置きます。
※分かりやすいように表地と裏地をややずらした図にしていますが、実際はピッタリ重ねます。
先ほど重ねて置いた表地と裏地の
端から3.5cmの上下を直線縫いします。
※初めての方はチャコペンなどで、上下3.5cmのところに線を引いてから縫うと縫いやすいです。
※縫いはじめと縫い終わりは返し縫いを忘れずに。
これで、表地と裏地の二枚がくっつきましたね。
ここからが、初めて裏地つきの袋物を作る方にはちょっと分かりにくいのですが、
先ほど縫った部分を中央にもってくるように折り目を変えます。
※先ほど縫った部分は外側にたおし、アイロンをかけます。(裏面も同様に)
(私は爪でギュギュとあとをつけて手でなでつけただけです(^^;)。)
※実際の画像でも確認します。
先ほど縫った部分を中心にして表地と裏地が分かれています。
生地の左右の両端から1cmを直線縫いします。
裏地の一部(返し口約8cm)と、表地のひもの通し口となる部分を2.5cm縫わずにあけておきます。
※初めての方はチャコペンなどで、どこまで縫うか印や線を引いてから縫うと縫いやすいです。
※あとでマチをつくるので、返し口はマチにかからないよう中央よりに作ります。
※縫いはじめと縫い終わりは返し縫いを忘れずに。
画像の丸がついている4箇所にマチを作ります。
まずは、先ほど縫った部分が中央にくるように折り目を変えます。
※縫った部分は外側にたおしアイロンをかけておくと縫いやすくなります。
※実際の画像でも確認します。
※実際の生地がこのような形になればOKです。
片側5.5cm、合計11cm となる部分を定規で測りながら見つけて、直線縫いをします。
マチとなる部分の4箇所全てを同様に縫います。
※縫い代は外側に倒しておきます。
※縫いはじめと縫い終わりは返し縫いを忘れずに。
※マチの作り方については~初めてでもキレイに出来る!袋物のマチの詳しい作り方(縫い方)~ で詳しく書いています。
先ほど縫わずにあけておいた返し口から生地を引っ張り出して表に返します。
↓表に返すとこのようになります。
※実際の画像でも確認します。
↓返し口から生地を引っ張り出します。
↓表に返した時に、実際の生地がこのような形になればOKです。
先ほど生地を引っ張り出した縫わずにあけておいた返し口を
コの字綴じでとじます。
↓こんな風に手縫いでチクチクと…
↓縫い終わったら裏地を表地の中にしまいます。
↓しまいました。
袋口をキレイに縫うために、特に袋口周辺にアイロンをかけます。
袋口の端から2.5cmのところをぐるりと一周縫います。
↓袋口の端から2.5cmのところを、洗うと落ちるチャコペンなどでしるしをつけると縫いやすくなります。
↓縫い始めはひもを通すくちの部分から。
※ひもを通す口のところは何度か返し縫いをして丈夫にします。
※裏地のつけ方については袋物の基本の裏地のつけ方でも詳しく書いています。
65センチ 2本 に裁断した丸ひも(中)を、左右から1本ずつ通します。
ゴム通しや安全ピンやヘアピンなどを使って通します。
※丸ひもはほつれやすいので、ひもを通す作業の直前に切ります。
※結び目が右に1つ左に1つになるように、1本目は右から、2本目は左から通します。
袋口の幅を大きめにとってあるので丸ひもが2本でも通しやすいと思います。
個人的に、ヘアピンの場合は丸みのある方から入れたほうが通しやすいと思いました。
(中でひもがぬけやすいですが、気をつけてください☆)
中で縫い代や糸にひっかかってなかなか通らないことがありますが、
無理に通そうとせず、やさしく通してあげてくださいね♪
※丸ひもの結び方が良く分からない・・・という方は、丸ひもの結び方をご覧ください。
裏地つきのお弁当袋ひもを通す口をキレイに仕上げるのがやや難しいですが、
やっぱり、ジグザグ縫いとかをしなくていいのが良いです♪
※他にもお弁当袋の作り方を公開しています。
お弁当袋の作り方(一覧)